初めてクレジットカードを持つ人に、解説・申込・お得で便利な使い方を説明しています

初めてのクレジットカード

初めてのクレジットカード

カードのセキュリティ(サイン)

クレジットカードを安全に使うために、様々セキュリティシステムが働いています。

こういった注意書きを目にします。カードの裏に「サインボード」といわれる部分があります。ここには必ずサイン(署名)しなければなりません。クレジットカードはカード会社から利用者に「カードを貸与」する事になっています。そして、ここにサインした人のみにその利用を認める事になっています。つまり家族であっても使うことはできません。もし家族で使いたい場合は「家族カード」を発行してもらい、使う人それぞれがカードを持っていなければなりません。この際、18歳以上という制限があるので、18歳にならないと家族カードであってもクレジットカードを持つことはできません。
クレジットカードを利用した時の「売上票」にこれと同じサインをする事で、カードを利用しましたという証明になり、ここで契約が成立します。
もしサインをしていない場合は、加盟店で利用できないだけでなく、紛失・盗難など不正使用されたとき、損害額が補償されません。非常に重要な部分です。
サインは漢字、アルファベットのどちらでも構いませんが、カード裏面のサインと売上票のサインがあまりに異なると本人であるという事を証明できなくなるので、書き慣れている漢字で書くのがよいでしょう。海外で利用したからといってアルファベットで書くのではなく、カード裏面と同じサインをすればOKです。漢字は複雑で書き慣れていないと同じものを書くのは難しいので、実は漢字でサインする事はそれ自体がセキュリティになっているとも考えられます。

カードのセキュリティ(ICチップ)

最近のクレジットカードにはICチップが搭載されています。左側の金色の部分がICチップです。このICチップには多くの情報を蓄積することができるので、高度な暗号化処理を実現して、偽造やデータの抜き出しを防止しています。


さらに、このICチップを使ってサインの代わりに暗証番号を使って本人確認をする事ができるようになりました。

クレジットカードの申込時に「4桁の暗証番号」を指定します。ICチップにこの暗証番号が暗号化されて格納されており、サインに代わって4桁の暗証番号を入力する事により本人確認を行うのです。よってこの暗証番号は他人に知られてはならない番号なので、次のようなの番号は設定できません。
(1)電話番号 (2)住所 (3)生年月日 (4)4桁の連続番号(0000等)
(1)〜(3)の場合、免許証やアドレス帳などから簡単に類推する事ができてしまいます。他人が絶対に予測できない4桁の番号を指定して下さい。

不正利用検知システム

クレジットカード会社は24時間365日絶え間なくカードの利用を監視できるシステムを持っており、不正利用を防止しています。例えば、東京でクレジットカードを利用して、30分後に大阪でまた同じカードが使われた場合、東京と大阪を30分で移動するのは物理的に不可能であり、明らかに偽造カードが使われたと判断できます。過去に蓄積された膨大なデータを分析し、不正利用防止システムができあがっています。
まれに「承認保留」といって、お店の人から「クレジットカード会社から確認があります」と言われる事があり、すぐに決済ができない事があります。これも不正利用防止の一環で、ランダムに本人確認を行うようです。これは「あなたが不正利用をしている」という事ではなく、カードを使っている人が「本人であるかを確認している」という事です。氏名や生年月日など簡単な質問をされて終了です。「疑われているのか!」と思うのではなく、「不正利用を防止してくれている」と考えて下さい。